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Last Update:2022/9/8
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コラム 中国ビジネス噺

第50回 これから中国へ赴任される方へ(22)

(2022年9月8日)

   コロナの収束が不透明な中、日本では入国時の制限が徐々に緩和される見通しとなっていますが、中国では相変わらず入国前の検査と入国後の検疫には厳しく、渡航される方は逐次情報を確認されるようにしていただきたいと思います。
 2022.8末現在上海の例を見てみると、国外からの渡航者に対して、7日間の隔離施設での集中隔離+3日間の自宅健康観察が適用されています。また、上海に自宅が無く自宅健康観察をホテルで行わなくてはならない場合には健康観察の宿泊が可能なホテルであるかどうかを事前に確認しておくことが必要です。国際線到着地域以外の都市が最終目的地である場合は更に注意が必要です。例えば、上海空港で入国し、7日間の集中隔離+3日間のホテル健康観察の後、最終目的地へ移動となりますが、移動後には更に目的地の定める防疫措置に従うことになるため内容を事前に確認して、その後のスケジュールを調整することが必要になります。また、上海から江蘇省、浙江省、安徽省へ移動する場合にはそれらの都市の準備する専用車両で移動することとなっていますのでこの手配も必要です。
 渡航前に心配なのは隔離に対して何を準備しておけばよいか、という事でしょう。私の友人は上海に5年ほど駐在中で、コロナ禍でも日本と中国を何度か往復していますが、隔離されるホテルはこちらの自由にはならないため、あてがわれた部屋が汚く、日も入らなかった時、ダメ元でクレームを付けたところ条件の良い部屋に変更してくれたそうです。また、備品についてはホテルによりバラバラで、備え付けのものを使い終えるとあとは自己支弁という事もあるようです。ホテルの利用注意書きにコメントがあるので良く確認しておきましょう。最後にホテルの支払いですが、個人支払い若しくは会社支払い、カード、現金、電子決済等についてホテルの対応をチェックアウトまでに確認しておくと事前に会社との調整もできるでしょう。中国も日本もすべてが電子決済、スマホによる伝達に頼っている現状ですから、何が使えて何が使えないかという事も情報を入れておくことが必要ですが、現実には色々なケースがあるので会社や友人から実際に困ったり便利だったりした例を聞いておくといいでしょう。
 一例ですが、中国でほとんどの人が利用しているAlipay(支付宝)、最近は日本でも加入して使うことが出来ますが、中国で加入した中国人が日本での使用が出来ず、記録しておいたワクチン接種記録の提示もできず困った例もあります。
 いずれにしても、事前にかなり情報を入手し、準備しても想定外のことが起こる可能性はかなり高いと思われます。そのようなときのために現地会社、日本の職場、家族等への連絡手段を幾つか確保しておくことと、翻訳機能を持ったスマホ等の活用をあらかじめ想定しておくと安心です。また、隔離中に体調を崩す可能性もありますので、いざというときは日本領事館や地元の日本人会へ連絡すると力になってくれます。私の経験でも、同僚の父親が中国旅行中に倒れて入院することになりましたが、観光地からの移動、VISAの延長等領事館に助けて頂いたことがあります。

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