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第1103回 2023.12中央経済工作会議－その2－
(2024年1月25日)
九つの重要政策の第一は「科学技術イノベーションによる現代的産業システムの構築」で、挙国一致体制で製造業の重点産業を高度に発展させ、質と規準を強化することを謳っています。具体的には①産業チェーン、供給チェーンの強靭性、安全保障の向上 ②新型工業化とデジタル経済の強力な推進、③ＡＩ、バイオテクノロジー、宇宙産業、低空経済など戦略的新興産業の発展 ④量子、生命科学など未来産業の開拓 ⑤デジタルスマート技術、グリーン技術の幅広い応用 ⑥従来型産業のアップグレード ⑦応用基礎研究と先端研究などです。第二は「国内需要拡大への注力」で、①潜在消費の掘り起こし、効果的投資の拡大、消費と投資の相互好循環の形成 ②新型消費（デジタル・グリーン・健康、スマートハウス、文化・レジャー観光、スポーツイベント、国産トレンド商品など）の育成 ③新エネルギー車電子製品などの大量消費の喚起 ④都市・農村住民の収入増加と中所得者層の拡大、消費環境の整備、⑤政府投資の効果の拡大（コア技術のブレイクスルー、新型インフラ、ＣＯ2排出削減、新エネルギー開発など） ⑥投融資システム（政府・民間投資の協力）の整備など。
第三は「領域改革により国有、民営各類の経営主体の活力を高める」ことで、①国有企業の核心的機能と競争力の向上 ②民営企業の市場参入、法律の適用、権益への保証促進などで民営企業発展のバックアップ ③中小企業のアップグレードとモデルチェンジの推進 ④地方による様々な保護主義と市場分割の打破 ⑤社会全体の物流コストの軽減 ⑥新たな財税改革の立案、金融体制改革の実施です。
第四は「ハイレベルの対外開放」で、①貿易を活性化（中間品・サービス・デジタル貿易、越境ＥＣ輸出）の拡大 ②外資への対応：電信、医療などサービス市場参入の開放、国際的な貿易ルールとの擦り合わせ、国境を越えたデジタル流動の真摯な解決、政府調達への平等参加、市場化・法治化・国際化されたビジネス環境の持続的整備、“投資中国”ブランドの確立 ③外国籍者のビジネス・学習・観光の障壁の排除 ④“一帯一路”の8項目（相互流通ネットワーク、開放型経済、実務協力、グリーン発展、科学技術イノベーション、民間交流、クリーン、国際協力メカニズム）の実行 ⑤重大な象徴的プロジェクトと優れた民生小プロジェクトの統合的推進です。
続きは次回に。
