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 第十七回  緑色食品

食料品安全調査の結果
  飲料水 (北京、上海、天津、成都)−不良品約25%
  醤油 (北京、天津等北方地域 )−不良品約40%
  小麦製品(北京上海等10都市 )−不良品約60%
メ−カ−、生産期日、品質保証期間などが記載されていない"三無"はザラ。防腐剤、着色料、各種添加剤、農薬の使用は野放し状態というのでは、消費者はたまったものではありません。
そこで、声高に叫ばれているのが安心して食べられる"緑色食品"(安全食品)の普及。"注水肉"(水を注入した肉) "病害肉" "農薬残留"等の心配の無い"放心肉"(安心できる肉 )"放心菜"(安心できる野菜) "放心果"(安心できる果物 )"放心茶"(安心できるお茶)などがそれ。"放心肉"を例に挙げると、例えば、珠海市はここ2年ほどで370箇所の非合法屠殺場を摘発、190トンの肉を没収しましたが、そのうち3分の一に相当する67トンが病変肉だったとのこと。市では既に指定屠殺場の数を増やし、2001年では年間32万頭を処理、"放心肉"の供給に成果を挙げています。
"緑色食品"の人気は高く、2000年の販売実績は400億元、メ−カ−は1057社にのぼりました。有機農業開発を専門に手がけているある香港企業は、西北4省に2箇所の加工工場、4箇所の農場を建設し、野菜、果物、食肉用のウシや羊を育てています。野菜、果物の栽培では、化学肥料や農薬を一切使わず、例えば殺虫剤を使わずに、タバコの葉の水溶液を噴霧したり、防虫網で防いだりしているとのことです。ただ、"緑色食品"企業をうたう企業が急増する一方で、正式に認可されているのはまだ僅か2〜3%というのでは、信頼度が高まるはずがなく、これでは前途多難です。
2001年、"農業部中国緑色食品発展センタ−"は農業部動物検疫所を "中国緑色食品製品品質指定監督センタ−"に指定し、北京、天津、上海等 をモデル地区に主要農産物の"無公害"に取り組み始めました。2010年頃には全国で、というこのプロジェクトの成否が注目されます。

三瀦先生のコラム