Last Update:2017/8/14
 
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コラム 「現代中国放大鏡」

 第782回 中国高速鉄道建設の今 

(2017年8月14日)

   第12次5か年計画終了時(2015年)の高速鉄道営業距離数は1.9万キロ(世界の高速鉄道の60%)。“哈大高鉄”(ハルビン−大連旅客専用高速鉄道新線。2012年12月開業)“蘭新高鉄”(蘭州−ウルムチ。2014年12月開業、従来の24時間を12時間に短縮)等々重要路線が次々と開通し“四縦四横” [“四縦”: 京滬(北京−上海)、京港(北京−香港)、京哈(北京・ハルビン)、杭福深(杭州−福州−深圳)/“四横”:徐蘭(徐州−蘭州)、滬昆(上海−昆明)、青太(青島−太源)、滬漢蓉(上海−武漢−成都)の各旅客輸送専用線]と呼ばれる高速鉄道網の骨格が形成されました。2016年5月から実施された大規模なダイヤ改正では高速列車が大幅に増発され、すでに旅客列車の60%を超えています。
   同年7月、国家発展改革員会は新<中長期鉄道網計画>を発表、「四縦四横」を「八縦八横」(“八縦”:沿海、京滬、京港(台)、京哈-京港澳、呼南、京昆、包(銀)海、蘭(西)広/“八横”:綏満、京蘭、青銀、陸橋、沿江、滬昆、厦渝、広昆)にグレードアップさせ、高速鉄道は2020年3万キロ、2025年3万8000キロ、2030年には4万5000キロに拡大、全ての省都と人口50万人以上の都市を高速鉄道で結ぶ事を目標にしています。国務院が2017年2月に公布した<第13次5か年計画現代総合交通運輸システム発展計画>では、建設を加速させて全国的な高速鉄道ネットワークを構築し、2020年までに113都市以上を高速鉄道でカバーする、としています。なお、同計画ではスピードに関する基準も示され、特大都市間350キロ、原則は250キロ以上、一般地域間は250キロ以下、都市間は200キロ以下としています。
   これらを見ると、地域的には特に中西部へ、また特大都市間から徐々に地域の中小都市を結ぶ地域間高速鉄道の整備へと重点が移りつつあるのがわかります。最近の新疆ウイグル自治区での高速鉄道の発展ぶりは目を見張るものがありますし、雲南省も2016年には高速鉄道時代に突入、海南省では2015年に全島を一周する高速鉄道が開通しています。内モンゴル自治区では2017年8月6日に、初めての高速鉄道ウランチャブ-フフホト東区間が開通、今後更に河北省張家口まで延伸する予定です。
   2016年8月に河南省鄭州で中西部と東部の高速鉄道のレールが繋がり、互いに直接乗り入れができるようになりましたが、まさに全国ネットワーク形成の号砲とも言えましょう。


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