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中国語とは・・・?
中国の共通語“普通話”

ここで学ぶのは中国語で“普通話”とよばれる中国の共通語です。中国は多民族国家で、各民族それぞれ異なる言語を使用しています。そのうち、人口の9割以上を占める漢民族が使用している言葉を“漢語”と呼んでいます。この“漢語”は更に“北京語”“広東語”“福建語”“上海語”などの方言に分けられます。ここで言う方言とは、訛りがあってわかりづらいと言う程度の違いではなく、互いに意思の疎通がまったくできない程の大きな違いがあることを指します。そこで北方語をベースにして作られた共通語としての“普通話”を学校で教えているのです。

ピンイン(発音のローマ字表記)

中国語は漢字で表記されますが、これは表意文字といい、意味は表しますが、漢字の読み方は表しません。日本語のような“かな”を持たない中国では、1958年にローマ字によって漢字の読み方を表記する「ピンイン」を制定し、小学校でこれを使って漢字の読み方を教えています。
日本人が中国語を学ぶ場合もピンインの勉強から始めます。日本語にない発音が多くふくまれている中国語の発音をマスターするためには、ピンインの読み書きができるとが必要不可欠です。現在使用されている辞書や教科書ではピンインで漢字の読み方が表記されているので、これを読んで正確な発音を再現できなければなりません。また読めるだけではなく、相手の行っていることの意味を識別するために、自分でもピンインを間違いなく聞き分けられることが重要です。たとえば耳で日本語の“スー”と認識する音は中国語では“shi”(10の意味)であったり、“si”(4の意味)であったりするのです。

簡体字・繁体字

中国では、アヘン戦争以後、列強の侵略に対抗し、国力を増強するためには「国民の資質を高めることが必要」と教育の普及が叫ばれ始めました。そこでぶつかったのが覚えにくく量が膨大な「漢字」の壁でした。アルファベットの組み合わせで表記されるヨーロッパの言語などにくらべ、表意文字である漢字のみで表記される中国語は、簡単な文を読み書きするにも多くの漢字を学ばなければならないのです。
そこで清末・民国時代から、漢字の簡略化へ向けたさまざまな試行が行われた結果、1965年、政府によって「簡化字総表」が公布され、以後、公文書はもちろん、教育の場・新聞・書籍・雑誌などに正式な文字として使用されることになったのです。

へん、つくりの簡略化 会意
民間で使用されていた字形 文字の一部をとったもの
學→学 習→
より簡単な同音文字への置き換え

日本語の漢字と似ていて微妙に異なるものもあるので注意
日本語
中国語


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