臨時News　人民日報への取材コメント

(2015年03月30日)

3月27日付人民日報が「国际社会高度期待习近平主席在博鳌亚洲论坛上的主旨演讲」というテーマの文章を掲載しています。 梶田教授が人民日報からの取材を受け、以下の通りコメントをされておりますので紹介いたします。(実際の掲載内容は、“記事全文”よりご確認いただけます。)

  “ボアオ・アジアフォーラムの重みが増している。とりわけ今回のフォーラムでは、今まで以上に習近平主席の演説に注目が集まる。習近平主席は、2013年の演説で「同心維持和平」、「為促進共同発展提供有効途径」ということを言っていた。この時に掲げた目標を実現させる具体的な基盤が、今、形成されたということになる。習近平主席は、2013年の演説でアジアには発展活力および潜在力があるという指摘もしていた。今、この「潜在力」を「イノベーション」によって顕在化させ、持続可能な発展のための道筋を示す段階に入った。「一帯一路」戦略がその中心であるが、フォーラムでは道筋を示すだけにとどまらず、具体的なプロジェクトも公表されることになる。イギリス、ドイツ、フランスなどEU諸国も参加を表明したアジア・インフラ投資銀行（AIIB）の役割についても俎上に上る。AIIBは、「一帯一路」戦略を実現させるための重要な役割を担うことになる。習近平主席の演説は、アジアだけでなく世界に「命運共同体」としての意識を改めて共有させるものとなり、「一帯一路」戦略が世界の共通の目標となるであろう。中国には、政治外交面でも世界の安定をもたらす役割を担うことが期待される。

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