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LastupDate:2005/7/27
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コラム『チャイナウォール』−中国人の法意識−

 第46回 北京の風景

(2005年7月27日執筆)

     7月10日から20日の間、北京を訪問した。JICA中国経済法・企業法整備支援事業の一環として、中国公司法改正にかかわる研究会が開催されたのであるが、筆者は、この会議の日中専門家のコーディネイターとして同研究会に出席した。
   下の写真は、若干の時間の合間に主に筆者の好きな椿樹街の胡同(路地裏)で撮ったものである。



大通りを一歩入った胡同には、未だに小商店が立ち並ぶ。徐々に再開発されつつあるのが残念だ。 JICA中国経済法・企業法整備支援事業では、公司法にかかわる研究会のほかに、市場流通関連法に関しての研究会もある。日本の大店法などの紹介がなされている。大店舗ばかりが建設されるのは、商店街にとってはやはり脅威だ。







胡同には、屋台もある。ちょうど昼食時、「油条」(小麦粉を練って棒状に油で揚げたもの。朝食で食することが多いが。)などが売られている。







党員責任区。責任者の名前が4人書かれているが、この区は鉄樹斜街70−85号までの小単位である。治安、防火、外来人口動態通報(地方からの流入人口を通報すること)、疫病発生の管理、環境衛生が主な職責である。 峡湾等による極めて小規模な単位を形成した管理が行われている。








社区の掲示板では、男女平等の問題が扱われていた。女性は天の半分を支えるが、男尊女卑の考えが少なくない。男女の人口比率も自然出生比率とは必ずしも一致しない。






東城区の王府井と交叉する灯市西口で。35℃の北京では、歩道のベンチで昼寝をする人も少なくない。グローバル化、激しい経済競争で、昼休みの時間も1時間未満になってきたが、やはり2時間が合理的との意見も再びでてきている由。








次号の更新は8月10日(水)ころを予定しています。

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